音楽はおっさんだけのモノじゃねえ。

Twitterで音楽垢を持っているのですが、音楽オタクってほとんどおっさんですね(偏見)最近は若者の洋楽離れが進んで来日アーティストが全然来んとです。20代前半の小娘が、ただただ音楽について書くだけのブログ。洋楽多め。音楽には詳しくありません。ひたすらに好きなだけ。インディー、ロック、フォークが多い。

The Lumineers / Sleep on the Floor (2016)

成人式の同窓会、行ってきました。

最高に楽しかった……あの時間がいつまでも続いてほしかった。

やっぱ高校時代は青春で、今思えば友情も恋もあの時は何もかもが輝いていました。もうすでに会いたい、、、

 

 

 

今回の曲は、高校時代の元彼と浪人時代に電話で別れて、本当に未練たらたらだった時期に出会ったもの。

The LumineersのSleep on the Floor

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男のクソさが描かれてます^^

女性の父親の葬式の途中でなにやら耳打ちして出て行く男性。

実際女性はそのまま式場に残るのですが、「もしも彼女が男性を追っていたら」という世界が描かれます。駆け落ちして、結婚式まであげちゃいます。幸せそう。

でも、女性の何もかも捨てて男性のもとへ飛び込んだ覚悟に対して、男性の覚悟なんて高がしれていました。男性は刹那の勢い。根性なし。本当に女性を愛しているわけではなかった。

家賃はどうやって払う?

誰が働くんだい、俺は嫌だぜ。

好きな人とずっと一緒にいられてハッピー!このまま夢の中ですごそう!なんて日々は所詮幻想。

実はSleep on the Floorの話には続きがあり、「Angela」からの「Cleopatra」という曲で終わります。

Angela

Sleep on the Floorで出てきた女性が別の男性と結婚して、妊娠しているようです。でもどこか今の状況に満足していなさそう。夜中にベッドから起き上がって何か迷っています。そして「もしも夜中に旦那がいる寝室を抜け出したら」という世界が描かれます。

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最後の女性の、なにか決心したような表情が好きです。

Cleopatra

女性は大分歳をとり、Angelaでの旦那とは離婚したようです。タクシードライバーをしていて、乗り込んでくるお客さんに自分の過去を投影して涙ぐみます。息子との少ない時間を楽しみ、一人タクシーを運転して帰る様子は寂しいものがあります。

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この結末を見たとき、このビデオを見るんじゃなかったと青ざめたことを覚えています。こんなに歳をとっても過去にとらわれて抜け出せないなんて、そんな恐ろしいことがあってたまるか、って。過去の男性を忘れられなくて旦那と離婚したんだとすれば、どうしようもなく救われない話。失恋した直後で、状況が重なりすぎて号泣したのも今では思い出です^^

Mansun/six(1998)

明日テストなんですが、ちょっと気分転換に書いてみようと思います。

(1月はテストラッシュでメンタル死にかけ)

 

今回はMansunという英国の私的伝説バンド。1995結成。

ブリットポップ末期の1997年にアルバムデビューするが、2003年に解散してしまう。

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 1stアルバム「Attack of the Grey Lantern」で全英一位を獲得!

オアシス以来のベストデビューアルバムと絶賛され、「大衆向けの聴きやすい王道ロック」バンドとして期待されていた矢先に、この2ndアルバム「six」を出してきました笑

1stの聴きやすいギターロックとは打って変わって、2ndはいわゆるプログレ

実験音楽的な印象もあり、1曲の長さが平均7、8分と、かなりの大作。

当時の期待(聴きやすい大衆向けの音楽?)とは反対のものだったため、商業的には失敗だったようです。

でもこういう自分がしたい音楽をやってやるっていうバンド、魅力的なんですよね……

 

3rdはギターポップって感じ。Mansun本人的には納得がいっていないアルバムみたいですけど、私は好きです。3rdからFool

 

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ちなみに私はTwitterMansunの公式アカウントにフォローされているのが自慢です笑

こんな大物バンドが一般人(ましてや私なんて日本人だし、ごく普通の大学生だし)をフォローしてくれるなんてびっくりですわ。フレンドリーすぎ。Paulすこ。

 

今回はその2ndアルバムのタイトルチューン、sixを。

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シングルバージョンもあるのですが、私は圧倒的にアルバムバージョンが好きです。

 

正直1回聴いただけじゃよく分からない曲だと思います。脳が理解し切れていないみたいな。

すごく作り込まれた曲で情報量が多いし、長いし、これは何が起こっているんだ!って笑でも聴き続けてみてください、脳がこの曲を理解してくれます。

好き嫌い(?)の判断はそれからつけてみると、自分の音楽の世界が広がって楽しいです:)

 

Mansunに興味を持った方は、Mansun解散後に発表された三枚組アルバム「Kleptomania」も聴いてみてください♪

CD1には幻の4thアルバム、CD2にはファン投票で選ばれたアルバム未収録曲、CD3にはデビュー前の曲が入っています。

KleptomaniaからClosed for Business

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じゃあテスト勉強頑張ります!

 

 

Yeah Yeah Yeahs/Maps(2003)

今回は、私至上最強の失恋ソングを紹介したいと思います!

 

その名もYeah Yeah Yeahs(ヤーヤーヤーズ)のMaps

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Yeah Yeah Yeahsは2003年に結成されたオルタナティブ・ロックバンド。3ピース。バンド名は「yeah, yeah, yeah (そう、そう、そうだよね)」という、NYの街で交わされている適当な相槌に由来します。

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この曲を最初に聴いたのはSpotifyで、そのときからこの曲の独特な喉を詰まらせるような雰囲気と、訴えかけてくる力強さを感じて、気になっていた曲でした。

MapsはMy Angus please stayの略で、ボーカルの元恋人Angusに向けて作られた曲です。

 

そして先日YouTubeでMVを見た時の衝撃よ!!!

ボーカルの表情が妙に生々しい!!!

 

泣きながら

「Wait they don't love you like I love you」

(待って、彼らは私のようにあなたを愛さない)

と繰り返し歌っている様子がガツンと来ました。

歌の間でマイクを上げたり、回したりしてる様子が、涙を必死にこらえているんだろうなという感じで目を引きつけられる。

私もこの気持ちが分かる経験をしたことがあるので、こんなにも私の気持ちを代弁してくれる曲があったことに感動しました……。これはMVと一緒に見た方が絶対に良い。普通に泣いた。

 

なんでこんなにリアルなんだろうと、YouTubeのコメント欄を見ていたところ、なんとこのボーカルの元恋人が実際にこのビデオに登場しているみたいなんです!!

(みんなの推測では黄色いシャツを着た男性のようですね)

コメントによると、ビデオの撮影に来る予定だったAngusが現れないためボーカルのKarenは既に泣いていたが、その撮影の途中にAngusが現れ、Karenの感情が溢れ出したところを、ディレクターの采配により生かされた、らしく……。

真偽ははっきりしませんが、あの訴えかけるリアルさにはそんなドラマがあってもおかしくはないなとは感じます。

 Contact Musicの2007年の記事に、涙についてのKarenのコメントが載っていました↓

www.contactmusic.com

 

Elliot Root「Thoughts from Yesterday」(2015)

Elliot Rootはアメリカのインディーロックバンド。5ピース。

2009年結成。ナッシュビルで音楽活動をして、ゆっくりながらも着実にファンを集めたようです。

www.allmusic.com

 

「Thoughts from Yesterday」は全部で4曲、時間で言うと20分弱の作品なので、アルバムというよりEPです。

収録曲は以下の4曲↓

  1. Chemical Sweet
  2. Jnue, After Dark
  3. Beacon
  4. I.Y.H.

Elliot RootはこのEPで出会ったのですが、この4曲で一気にファンになりました。とにかくサウンドが伸びやかで美しくて、でもロックでかっこいい。

これから1曲ずつレビューしていきます。

1, Chemical Sweet

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まず私は一曲目のChemical Sweetでガツンとやられましたね。

シンプルなアコギのイントロから始まり、決して派手ではないエイトビートのドラムが軸となっている。他の楽器は入れ替わり立ち替わり前に出てくる感じ。全体的に軽やかな流れるようなリズムで進んでいき、4分にも満たない曲なのにあまりにも気持ちいい。
初めて聴いたときはあっさり聴き流してしまいそうな印象だったが、何かつかんで離さない魅力があった。
そしてプレイリストに入れて聴いているうちに、はい、虜になるよね笑
 
実際何回聴いても飽きないし、バスドラやギターが要所でしっかり出てくる所が癖になる。シンプルに見えて実はすごく作り込まれた曲だと思う。極めつけはこの渋い歌声ですね……。大好きなんですよ、このダンディーーーーっな感じの声でエモいロックを歌ってるの……良き。
 
2, June, After Dark 
二曲目のJune, After DarkはElliot Rootの人気曲一位でした。(Spotifyにでてくるやつです)
これはバスドラが全体を通して目立っていて、低音大好きな私としてはツボもツボですわ!シンプルな所から、音の厚みを増して徐々に盛り上げるところがいいですね。Elliot Rootの得意なパターンなんでしょうか。好きです。
これも4分に満たない曲ですね。短い曲って完成度が高い曲が多いからなのか、集中して聴けるからなのかわかんないんですけど、好きなんですよ。The LumineersのFlowers In Your Headなんて2分未満の曲なんですけど、私はこの曲にずっと恋してます。とにかくフォークロックの良さが詰まってる。
 
3, Beacon
前の二曲に比べるとしっとりしているんですが、迫力は負けてません。じっくりと楽しめる。後半からの盛り上げ方にElliot Root節が出てる。
 
4, I.Y.H.
ピアノとドラムだけで始まる。音数の少なさがかっこいい。
曲が進んでもギターはこの2つを崩さないスタンスで、あくまでも主役はピアノとドラム。この音の少なさとかっこよさはX Ambassadors感があって素敵だ……
 
 
 
Elliot Rootは他に「2」というEPと、「Conjure」というアルバムを出しています。まだアルバムの方は聴けていないのですが、「2」もまたまた最高でしたよ泣
音楽が好きだという思いがあふれて止まらなくなるEPです。
特にこのEPの2曲目のPunks and Poetsは名曲。
 

アルバムを聴き直したい話

#私を構成する9枚」ってあるじゃないですか。

 

年末にふと、音楽に興味を持った高校生のころと、今の私を構成するアルバムについてそれぞれ9枚考えてみたんですよ。

そしたら音楽に興味を持ったころの9枚はすぐに思い浮かんだんですが、今の私を構成するものとなると、自信を持って選べたのはたったの4枚だったんです……。

ちなみに高校生の頃の私を構成する9枚は↓の通りです(^^)

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高校生の頃の私を構成する9枚

思えば2019年からストリーミングサービスを利用し始めて、今までとは比べられないほど利用できるアルバムが増えて、興奮のままに聴き漁っていたんです。自覚はなくても明らかにアルバムの聴き方が雑になっていました。

だから自信を持って自分に染みついていると言えるアルバムが少なかったんです泣

 

いい音楽にはたくさん出会えたけど、それを自分が上手く吸収できいないまま音楽を聴き続けても、なんだか空しいなと思っちゃいました。

 

ていうことで2020年の当面の目標は、完全に消化できていないアルバムを聴き直すことです。もちろん新しい音楽も聴き続けますが、聴き方を試行錯誤しなきゃだ……。

Silversun Pickups

The Flaming Lips

Super Furry Animals

Eels

Death Cab for Cutie

The Killers

今思いつく感じでは↑を聴き直したい!わくわくしてきた!!!

 

☆おまけ☆

ちなみにストリーミングアプリはSpotify Premiumを使っています。Apple Musicも使っていた時期があったのですが、アーティスト・プレイリストが魅力で今はSpotify一本です。マイブラは近々アルバム購入予定。

初めまして

まず、、、

調子に乗ったブログタイトルすみません!!!

 

誤解を生むと嫌なので言及しておきますが、これはただ若い人たちに音楽を知ってもらいたいから、あえてインパクトのある言い方にしているだけです。決してバカにしているわけじゃありませんorz

 

メディアの洋楽離れが進んだ今、音楽好き(洋楽好き?)が上の世代で多くを占めるのは、悲しいけど必然的なこと。趣味も多様になり、音楽は流行のものだけ、好きなアーティストは2、3個、みたいな人がむしろ一般的。

 

別にそれは悪いことではないし、そんな人たちにレディヘの作り込まれた繊細なサウンドや、再結成したlongwaveのアルバムがどれだけ素晴らしいかを熱弁して、

「……ま、てことだから聴けっ!」

みたいなこともする気はない笑

だけど音楽が好きで良かった、とはほぼ毎日思っとる。つくづく幸せなやつや、私爆笑

 

 

このブログはあくまで自己満です。2020年になったし何か始めちゃお、くらいのノリです。このブログが音楽の世界を覗いてみるきっかけになってくれたら楽しいなあ、くらいには思っていますけど、特に目的を持って書くつもりはないです。

 

高2でのローゼズとの出会いが私に一般人としての道を踏み外させました(白目)

でも音楽が好きだから仕方が無い!!元気に音楽オタクやってます。

そんな私のブログ。

 

よろしくお願いします♪